台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:WIFI

僕がいつも読んでいるサイトに「噺家のITな日々」という落語家さんのブログがあります。日本に帰ることが非常に少なく、日々進化している現在の日本の巷のデジタル事情を伺ううえで大変興味深くみています。

この「デジタルマナー、みんな気をつけようぜ」を読んで、なんだか日本も暮らしにくくなったなと感じました。

台湾の電車生活
それでは台湾はどうだ?ということで特に交通機関での台湾人のデジタル利用シーンに注目して、通勤をしてみました。

僕は台湾の東北端の基隆から台鉄(台湾の国鉄)、MRT(地下鉄)、バスを乗り継いで台北へ出勤しています。通勤時間はおよそ1時間。

日本ではまだ短いほうだと思われますが、ここ台湾だと「なんでそんな遠い会社へいくんだ?」とみんな不思議がります。

周りの台湾人の話ではほとんどが通勤に30分もかけないのが普通のようで、バスやバイク通勤が多いのです。僕は基隆の嫁の実家にマスオさん状態で寄生生活をしているのでやむをえません。

いつも朝7時30分頃の電車にのるのですが、台湾もその時間帯は通勤ラッシュです。半分くらいの人は日本と同じく居眠りをしています。

最近台湾でも過労死や残業問題がニュースでちらちらでています。皆さん仕事にお疲れのようです。

日本にはないなぁと感じるところもあります。

一つはお経の本を読んでいる人がいること。目立つほどではないのですが、お年寄りに限らず中年の方もいらっしゃいます。

もう一つは、妊婦、老人、赤ちゃんを抱えた方が乗車すると周りがすぐに座席を譲ること。日本のように狸寝入りをする方が非常に少ないです。これは台湾を見習わなければなりませんね。

台湾のIT生活
車内では特に30代くらいの方が多くスマホを熱心にこすっているのが目に付きます。日本ではスマホ普及率が6%だのといった記事(2011年11月)がでていましたが、
台湾で僕が通勤で利用する交通機関内に限って言えばスマホ普及率は30%はあります(あくまで主観のお話)。

使っているスマホをみていると、やはりiPhoneが多いようですが最近はアンドロイドが目立って増えているような気がします。HTCの起動する音楽がここかしこから聞こえてきます。

またタブレットユーザーも目に付きます。iPadが出たばかりの頃車内で使っている人の周りで、皆さんそれとなく画面を一生懸命覗き込もうとしていたのが印象に残っています。

みんなスマホで何してるんだろうとこっそりのぞきこんでみました。

やはり多いのはフェイスブック。台湾での普及率は48%と日本の3.8%を大きく引き離すほどで、みんな車内でも社内でもチェックに余念がないようです。そしてやはり音楽や映画鑑賞も多いです。

最近台湾でも無線ネット環境が完備され、公共機関では無料で無線サービスが利用できる場所が広がりました。果ては一部バスの中でも利用できます。

台湾のデジタルマナーですが、台湾も「噺家のITな日々」に紹介されている日本と似たりよったり。

車内で延々と大きな声で電話で世間話をするおばさん(家庭事情が丸わかりです)、車内に響くほど大きな着信音を設定している学生(なぜかテレビでドラえもんのタイトルコールで流れる音をよく耳にする)とかいます。まあまだ許容範囲です。

よくもわるくも台湾のネット環境は現在どんどん拡大中です。そんなデジタル台湾をみなさんに紹介して、すこしでも台湾に興味をもっていただければ幸いです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

台湾人の嫁が唐突に、スマホを使えば家でわざわざネットサービスに加入しなくてもいいんだって。と
したり顔でいうのです。

一応素人ながらIT会社の社員ですので、動揺を隠しながらなにをいっているんだい?そんな都合のいい話はないだろう・・・・、って言い放ちつつ急いでネットで調べてみました。

嫁の言うとおり、2台目のPCやスマホなどがたとえネットに加入していなくても自由にネットが楽しめるとか・・。

なんてどこからかネットで調べた説明を書いてみたけれど、要は無線LANができる機能をもったPC、普通のスマホであれば、もう中華電信とかのインターネットサービスに入らなくてもいいのだ。一台別にスマホがあれば、そこを経由でインターネットができるのよってことですね。

日本では徐々に徐々にできるスマホが増えてきているというけれど、台湾は聞く限りIphoneでもアンドロイドでもできるよう。

だから今営業で持って歩くノートPCは、すべて僕のHTCDesireHD君をデザリングさせてネットしています。

3G回線しかつながらないところでデザリングすることで、WifiのみのIpadも使用範囲が増えますね。

ネットの記事によると、日本では通信キャリアがそれができないように制限しているとか。確かにそうしないと通信キャリアさんがもうからないからという理屈はわかるけどなんかいただけないなぁ。 

2台目以降の通信機器はネット料金を払わなくてもネットができる、うんすばらしい。でも何事もばら色の世界にならないのが世の中のならわし。

まず通信速度が遅い。つながるのですけどなんかストレスを感じるのは気のせいでしょうか?

そしてデザリング元のスマホのバッテリの減りが早いこと早いこと。外でデザリングしたPCで仕事しようと思ってもバッテリが気になって仕事になりません。

といっても5分、10分でなくなるわけではないのですが、最近巷でよく言われるノマド的なことをこのデザリングだけでやることは難しいと思われます。

7月1日から台北市内で無料Wifiが始まりました。まだ回線速度が512kで、使用場所も限られていますが、こうしたサービスが充実してくるとデザリングだけに頼る必要もなくなります。それにしてもますます便利になってきた台北です。
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ