台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:日台

あなたは中国語で息子の宿題が見れますか?
あなたは中国語で息子の宿題をみることができますか?
先日日本で衝撃をもって報道された川崎での13才の男の子が殺害された事件。殺人容疑で逮捕されたグループが「ハーフ軍団」と呼ばれていたことを知り、僕も台湾人とのハーフの子供を持つ親として関心を持たざるを得ません。

ネットで以下のブログを読む機会がありました。
川崎での事件を機に-日本語が”できる”外国につながる子どもたち(すでにブログは見当たらず)。
 NPO法人青少年自立援助センター/多文化子ども・若者日本語教室・田中宝紀-IKI TANAKA

この記事によれば
殺人をおかした事が事実だとしたら、それは決して許されることではないという前提で、

この事件の背景にある、外国につながる子ども(日本国籍/外国籍に関わらず保護者のいずれか、または両方が外国出身者の子ども等)が日本の日常生活で体験する困難を紹介しています。

特に
「日本語の日常会話に不自由しない外国につながる子ども」が、日本社会の中でどのような困難を抱えやすいのか、それはなぜなのか、ということについては様々な要因が重なり合う部分でもあり、簡単には理解を得られない。だからこそ困難である、と言える状況です。

というくだりは大変考えさせられました。

あなたは中国語でそろばんを教えることができますか?
子どもの学習環境に果たす家庭の役割は非常に重要
子どもの学習環境に果たす家庭の役割は非常に重要
子供の学校生活において、家庭の果たす割合は非常に大きいです。勉強ひとつとっても、このご時勢、学校での授業だけでついていくのはどうしても難しいです。

たとえば宿題。宿題には学力向上とともに勉強の習慣を身に着ける意味もあります。そんなとき鍵を握るのが家庭のバックアップ。

台湾でもお母さんが外国人(特に東南アジアや中国)といったケースをよく見ます。もちろん日常生活に使う中国語こそ問題はないと思われます。しかし子供が何を勉強していて、宿題の内容について子供の質問にどれだけ答えられるかは疑問です。

僕も息子が幼稚園でそろばんを勉強しているのですが、中国語で説明するのは非常に難しい。ましてや中国語の注音記号や、台湾語の読み方など聞かれてもさっぱりお手上げです。

あなたは学校からの連絡簿の内容がわかりますか?
連絡簿は学校と家庭を結ぶライフライン
連絡簿は学校と家庭を結ぶライフライン
また現在の台湾の学校生活、教育システムがかつて自分が日本で受けたものと同じなのか、なんともよくわかりかねることに非常に不安を感じます。

学校が出す連絡帳を見ても、30数年前の自分自身の日本の学校生活に照らして、たぶんこういうことをいってきているのだろうと類推するしかないこともあります。

ただこの類推にしくじると、子供が学校で嫌な思いをすることになります。これを繰り返せば子供には「できない子」「おかしい子」というレッテルが知らず知らずのうちに貼られてしまうことは容易に想像できます。

現在の子どもの教育環境を理解しようとしても、台湾と日本との違い、そして時代の変化に伴う教育内容の変化といったことが合わさって、自分自身の類推にまったく自信がもてません。

まわりに同じような境遇の親(僕の例では台湾人と結婚した日本人)がいれば相談もできるのですが、基隆という日本人が極端に少ない地域にいるためそれもかないません。

もし日本で生活していたら?
外国人には厳しい?日本の学校生活
外国人には厳しい?日本の学校生活
まだ台湾にいて、台湾人の嫁が教えることができるからさしあたって問題は起こっていません。

ただもし日本にいたらどうなっていただろうなんて考えると少し怖い思いがします。日本で台湾人の嫁が日本語で勉強を教えることになっていたら、嫁も子供も大変苦労しているに違いありません。当然僕も手伝いますが、日本で働く限り残業は免れず、結局教育は嫁にまかせっきりになることは容易に想像できます。

そうなればこのブログにあるとおり、行ったことがない日本の学校事情を手探りで知るしかない外国人の嫁の負担は非常に大きいことが予想されます。また起こりうる数々の誤解から、子供自身周りから「おかしい子」「できない子」なんてレッテルを貼られることは容易に想像できます。

最近は日本と台湾の交流が深まり、日台カップルも増加していると聞きます。いずれできるであろう子供の将来、そして教育の問題についてもよく考えておきたい、川崎の事件の背景を知り、そう思った次第です。
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台湾でお騒がせをする日本人も増えてきた
日台友好のブームの陰で台湾メディアを賑わす奇妙な日本人も出てきています。

2013年10月28日、台湾の人気男性歌手ジャム・シャオ(蕭敬騰)が、いきなり接近してきた2人の男に紙コップに入った排泄物を投げつけられる事件(実際に被害に遭ったのはジャムの運転手)が発生しました。

後日この事件の実行犯と主謀者とされる者が警察に出頭し、関係者全員が逮捕された模様でした。しかしジャムサイド側から、この事件の裏側にはかつてジャムを執拗に追いかけた日本人女性ストーカーYさんが関係しているはずと言い出したのです。

台湾の人気歌手を追い回す日本人女性ストーカーとは?
この日本人女性ストーカーYさんとは一体何者なのでしょうか?

この女性は当初は純粋にジャムのファンだったようなのですが、度が過ぎたのかストーカー行為に転じてしまい、台湾の警察に捕まってしまったことがあるようです。

それにも懲りず、今度はジャムの隣の家を購入したり、夜中に手作りの料理を何度も届けにくるなど、大胆なことをやらかしてきた前科があるようです。

Yさんは事件当時はずっと台湾国外におり、今は直接的なストーカー行為はないようです(このブログ投稿時前後)。しかしジャム・シャオ(蕭敬騰)のマネージャーであるsummerという女性に嫉妬してか、悪口ばかり言っていて、訴えられている模様です。

それ以外にも台湾マスコミを賑わす日本人が
2011年にはビザの有効期限が切れ、日本に帰るお金も尽きて、空港に不法滞在して話題となった日本人もいました。桃園国際空港に寝泊りしそこからブログを更新していたようです。

不法滞在をされていた本人のブログはこちら


他にも台湾の芸能界で活躍をしていた日本人の女性(日台ハーフ)が、日本人男性や台湾人タレントと同乗したタクシーで、シートベルト着用を求められたことをきっかけに台湾人運転手との間でトラブルが発生したこともありました。



このときは、同乗者の日本人男性が運転手に暴行を加えて、一時は重体となる重傷を負わせ、台湾を揺るがす大きな事件に発展しました。

日台友好のためにも
いずれの日本人も、あまり褒められた行為ではないことで台湾で有名になりました。あくまで個人の行為にすぎませんが、深まる台湾との友好の絆に水を差すことには間違いありません。

まだ台北の街中で、台湾人の店員に横柄な口を利く年配の日本人を見聞きすることがあります。もう日本がなんでも優秀といった時代ではありません。ましてや先の大地震で日本は台湾に多く助けられた経緯もあります。

僕自身も無意識に「奇妙な日本人」と陰口をたたかれているようなことをしていないか、振り返ってみたいと思う次第です。 

台湾でまじめに働きたいあなたへ
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先日3月11日は東北沖大震災から1年。

当日は台湾各地でも大震災時の台湾の支援に感謝する日本人主催の催しが開かれました。その中で僕が参加したのが「謝謝台湾!ごみ拾いレンジャーin台湾」なるイベント。
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名古屋のNGOが主催するこのイベントは、団体が準備するヒーロー戦隊の仮装をしてごみ拾いをするいたって変わったもの。
 
台湾人の嫁と2歳半の息子を連れて小雨がぱらつく中台北の228公園にいったところすでに自身の仮装姿に悦に入っている方がたくさん。しまいには自身で製作した衣装で登場する人も・・・・。実際には1時間程度ごみを拾いながら市内の決められてルートを歩くだけでしたが仮装の楽しさと道行く人に注目される快感で十分満足。(半分台湾に感謝という本来の目的を忘れかけていました)IMAG0213

僕はこの催しをfacebookで知りました。facebookの検索で台湾に関するたくさんのフェイスブックページやグループに参加していたところ、3月11日にごみ拾いのイベントが台湾であるからというお知らせを目にしたわけです。実際このごみ拾いのイベントに参加した方のきっかけをきくとやはりフェイスブックで見聞きしたという方が非常に多かったです。


震災支援で高まった日台友好ですが、ここ最近それに水を差す事件も起こっています。

この事件の直後、タクシーに乗車すると運転手とはかなり微妙な雰囲気。日本人と知るやかなり友好的な運転手に出会うことも多かったのですが、事件後やたら仏頂面の方に出くわすことが多くなったのは単なる巡り会わせの問題だけだったのでしょうか?

また大震災の一周年追悼式典に台湾代表として出席した台湾代表を日本政府が指名献花から外した問題は台湾でも報道されています。


良きも悪くも日本と台湾は過去にないほど非常緊密。

もし台湾に興味があれば日台友好をうたうフェイスブックのグループに参加してみては?(日台交流広場 台湾と日本) 。さらに日本語に磨きをかけたい勉強熱心な台湾人がたくさん日本語の勉強相手を探しています。あなたの草の根の交流が、日本と台湾のきずなをさらに深めてくれるはずです。
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