台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:中国

とある事情で最近まで中国人観光客を対象にした台湾資本のお土産屋で業務の手伝いをしていました。
 
その店は辺鄙な郊外の幹線道路沿いにあるにも関わらず、毎日10台くらいの観光バスが入れ替わり立ち代わり中国人を連れてきます。どんな仕組みで中国人を呼び寄せているのだろうと興味がわき、こっそりそのからくりを探ってみました。
 
キックバックでつながる旅行会社、ガイドとお店
キックバックでつながる観光業界
中国人観光客の財布の中のお金をいかに使わせるかが思案のしどころ
現状、中国人観光客は団体旅行主体なので、旅行会社のツアーコースにいかにお店を組み込んでもらうかが大きなポイントになります。

さらにはツアーを引率するガイドらをいかに取り込んでいくかもかなり重要。ガイドが事前に中国人観光客にうまくお店の商品について説明してもらうだけで、店の売上も全く変わってきます。

そのためには、店側は旅行会社やガイドに多大なキックバックを提示する必要があります。

さらには店側も中国人観光客にしっかり売る努力をしなければ、ガイドらはもっと中国人客が喜んでたくさん買い物をする他店に逃げていってしまいます。

ガイドも旅行会社もキックバックが大きい収入源になっているので、その辺はかなり敏感。

さらにお店側は、客が何も買わなくても店に連れて来たお礼を払う必要があったり、バスの運転手やらにも心づけを出す必要があります。

いろいろなキックバックや、集客にかかる費用を考えると、商品そのものの仕入原価はかなり低いのではないかと思われます。

でもそんなことは中国人観光客には知ったことではありません。来る日も来る日も中国人様はウン十万円もする商品を購入していきます。僕の心中はかなり複雑です。

増え続ける中国人観光客
激増する中国人観光客をいかにとりこむか?
激増する中国人観光客をいかにとりこむか?
報道によれば、日本を訪れる中国人観光客の数はうなぎのぼりのようです。2014年11月の訪日中国人観光客数は、前年同期比103.6%の増加で、他国観光客を圧倒しています。

また、2014年7月~9月期の消費額で見ると、中国人観光客一人当たりの平均消費額が23万6353円と、前年同期比18.7%も増えているようです。

免税制度も改正され、円安の追風にも乗り、今後さらに多くの中国人観光客が、日本で買い物をしていただけると思われます。
 
岡山県のとる道 ショッピングツーリズム
岡山城に中国人観光客があふれる日が果たしてくるのか?
岡山城に中国人観光客があふれる日が果たしてくるのか?
岡山県は日本初体験の海外観光客に対して、正直これといってガツンと来るコンテンツに決定的に欠けています。

新幹線や高速道路など交通網が非常に整備されていますが、皮肉なことに観光客を乗せたバスや電車はそのまま岡山を素通りされてしまいます。

そこで岡山に海外観光客に特化したお土産屋を集積したらどうかと考えます。

特に関西・四国・九州など西日本を大きくまわるツアーのなかに、岡山県でまとめて買い物ができるようスケジュールを組んでもらうのです。

中国人が好む電化製品、薬、化粧品を当然のこと、ブランド品やらはては美術品、貴金属にいたるまですべて免税で購入できるよう取り揃えます。

そしてこれら購入した商品は、お土産屋から直接空港、もしくは最終日に宿泊するホテルまで配送をします。

もちろんガイドさんや旅行会社にはそれはそれはたくさんたくさんキックバックをさしあげます

さらには中国に岡山県の出先をつくり、商品のアフターサービスを受け付けます。もちろんそこはさらに岡山県に観光客を集客させる拠点としての機能をもたせます。

とここまで妄想しましたが、問題は中国経済がとれだけもつかということです。構想から実際に運営まで数年、それまでに中国経済がこけてしまったら・・・・当然岡山県も道連れです。


あなたもいっしょに岡山県のために一肌脱ぎませんか?

これでいいのか岡山県 (日本の特別地域特別編集 42)

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台北にいるとガイドブックをもって道に迷っている外国人をよく見かけます。日本を筆頭に韓国や香港の人もお見受けします。

最近台北でもバックパッカーでも利用できる格安ホテルが急増、台湾を結ぶ格安航空券も出回っており、今後自由旅行はどんどん増え、道に迷う外国人も多々出現すると思われます。

同志、景山公園はどこだ?
僕も1990年代初頭、中国を歩き回るバックパッカーの端くれでした。
片手にぼろぼろになった地球の歩き方を片手に、へたくそな中国語を中国の地方出身者なんだと偽って中国人の群集に紛れ込んで旅を続けていました。

初めて北京を訪れたときです。景山公園近くでいきなり見知らぬおやじに近くから大声で尋ねられました。

同志、景山公園在哪兒 ? (同志 景山公園はどこだ?)

まさに当時学校で勉強していたテキストの例文のまんま。

しかもこの「同志」という社会主義国でかつて人の呼びかけに使われていた言葉は、改革開放がすすんでいた当時都市部ではほとんど使われることはなくなったと聞いていました。

そんな「同志」という言葉をリアルに聞くことができた僕は大興奮。

これが台北の228公園あたりで「同志(同性愛者同士の呼び方)」なんて呼びかけられると、また違った意味で興奮をするかもしれません。

氾濫する親切な台湾人のニュース
最近台湾に旅行にきた日本人が、旅行中に台湾人に親切に道を教えてもらったとか、旅行中の困難を助
けてもらったとかいった報道をよく目にします。

しかしこれは何も最近始まったわけではありません。1996年に初めて台湾に来たとき、僕はすでに親切な台湾人に道を教えてもらった経験があります。

道に迷っていると、くせのある日本語で「どうしたんですか?」なんて声をかけられました。

中国では日本語で話しかけられるとだまされる可能性が高いときいていたので、このときもきっぱり無視を決め込んでいました。

しかしあまりにしつこく日本語で声をかけられるので、ふと顔を向けたところ普通のおじいさんが心配そうに見ていました。

結局そのおじいさんにいろいろ親身に道をおしえていただきました。今考えればなんと失礼な僕でした。

日本人旅行者に道を尋ねられたらどうする?
最近梅雨空の台北の朝、あわただしく出勤中、はずれの路地で20代くらいの日本人男性に道を尋ねられました。

いきなり「Excuse me」ときたから、多分僕を台湾人と思っていたようです。男性はプリンターで印字した紙切れをもっていて、どうも台北駅西側にあるバスターミナルにいきたいようです。

らしい・・というのはなぜかというと、日本語で僕がその旨確認したのですが、なぜかその受け答えから僕を日本語ができる台湾人とまだ思い込んでいるようでした。

別に自分が日本人だと名乗る必要もなく、そのまま行き方を説明すればいいのですが、いかんせん、今いる場所からバスターミナルまでの道のりを説明するのが非常に難しいのです。

そのときは急いでいたので悠長に説明することもできません。とりあえず台北駅までの行き方だけお話しをして、台北駅についたらそこで他の人に聞いてください、とだけ答えて別れてしまいました。

今思えば迂闊でした。

これではこの僕を台湾人と勘違いしている日本人が「台湾人はそんなに親切ではない」と誤解するのではないか?

やはりこういった場合、はっきりと「僕、日本人ですけど・・・」と先に断りをいれておくか、台湾人で通すなら、せめて相手がわかろうとわかるまいと全ての行き方をひととおり教えるべきだった・・・。

会社への道を急ぎながら、そんな後悔をしておりました。あなたならどうしますか?


2回目の台湾旅行のお供に


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